グリースとは
潤滑油とグリースと違いとは何でしょう?
単純に言えば、サラサラしているのが「潤滑油」、ベトベトしているのが「グリース」です。
※潤滑油やグリースによって、ちょう度は変わります。
もう少し詳しくお話すると…
液体の基油(潤滑油)の中に、増ちょう剤と呼ばれる微細な固形物を分散させ、半固体状(ペーストのような状態)にしたものをグリースと言います。
用途に応じて様々な基油、増ちょう剤が用いられます。
また、添加剤は、高負荷に耐える、防錆力を上げる、酸化を防止するなど、様々な目的に応じて添加されます。
・基油
・・・精製鉱油、エステル、ポリグリコール、PAO、シリコーン油、フッ素油 など
・増ちょう剤
・・・リチウム石けん、アルミニウム石けん、有機ベントナイト、ポリウレア、フッ素樹脂 など
・添加剤
・・・極圧剤、防錆剤、腐食防止剤、酸化防止剤、粘度指数向上剤 など
これら3要素の組み合わせにより種々のグリースを製造
⇒ 無数の種類のグリースが製造可能
グリースの主な用途は「潤滑」ですが、他にも消音、防錆、電気接点の保護など、多岐にわたります。
※グリース